北京天壇
(ぺきんてんだん)
鳥海青児(1902〜72)
昭和16年(1941)
52.7×45.0 麻布油彩
鳥海青児は神奈川県平塚市に生まれ、関西大学在学中から春陽会に出品し、同会で受賞して頭角をあらわしました。昭和5年(1930)から滞欧しつつアルジェリアなどを旅し、アフリカの風土に魅せられ、またフォーヴィズムの影響を受けて重厚な作品を描きました。その後もインドやエジプト、中国などに旅行し、それぞれの風土に触発されながら制作を続けました。昭和14年、北京の天壇記念殿に取材したこの作品は、形態を単純化し、厚塗りのタッチで描く独自の作風をみせるもので、同16年の春陽会展への出品作です。