唐犬(とうけん) 橋本関雪(1883〜1945)
昭和11年(1936)
164.0×366.0 2曲1隻 絹本着色

西洋犬と牡丹という、新旧の題材の組み合わせが斬新です。牡丹は唐獅子との組み合わせで描かれることが多いのですが、本作品はその伝統を踏まえつつ、唐獅子を西洋犬にかえ、それを唐犬と呼ぶという趣向をみせたものです。橋本関雪は50匹におよぶ犬を飼って、その観察をおこたらなかったといいます。その成果は本作品にも認められるでしょう。ちなみに本作品は、当館の開館を記念して開催された帝展の出品作で、館蔵品第1号でもあります。