刈田の雨(かりたのあめ) 鍋井克之(1888〜1969)
昭和8年(1933)
110.4×144.2 麻布油彩

鍋井克之は、明治21年に大阪で生まれ、東京美術学校(現東京芸術大学)で洋画を学びました。後にフランス、イタリアへ留学し、新たな表現技法を習得しました。みずから『風流座』なる組織を結成したほどの歌舞伎好きとしても知られ、歌舞伎を題材とした作品ものこしています。本作は、昭和8年に第20回二科展に出品されたもので、力強い洋画独特のタッチで雨降る刈田を表現した、彼の代表作のひとつといえます。