銅 松喰鶴文鏡
(どうまつくいづるもんきょう )
平安時代
田万コレクション
D30.8
日本における鏡の歴史は、中国鏡の輸入と模倣からはじまったといえます。しかし平安時代、遣唐使の廃止にともない、日本独自の感性を表現した鏡が登場してきます。全面に散開する松の小枝、小さく表され自由に空間を飛翔する鶴など、中国鏡のもつ緊密な構成から解放された鏡背にはいかにも和様が感じられます。「松に鶴」は長寿不老をあらわす吉祥の文様です。