石灰岩 如来倚坐像
(せっかいがん にょらいきざぞう)
唐時代・長安3年(703)
山口コレクション
H33.3


唐時代長安3年(703)、比丘尼貴相が比丘尼としての師でもある叔母のために造立した弥勒如来像です。長安3年は則天武后の治世にあたり、銘文には「年」「月」「日」に対応する則天文字が刻まれています。四角く張った顔だちと毅然とした顔つきは、この頃の仏像の特徴といえます。一方、奥行きの浅い浮彫的な表現には、高宗期に確立した写実表現の新たな展開がみとめられます。