砂岩 道教三尊像
(さがん どうきょうさんぞんぞう )
北魏時代・延昌4年(515)
山口コレクション
H43.5
道教は、中国で古くから伝わる思想や信仰から発展してうまれたもので、もともと道教では礼拝の対象とする造像を必要とはしていませんでした。しかし中国各地に浸透しつつあった仏教の大きな影響を受け、おそらく南北朝時代(5世紀頃)に道教像が出現したと考えられます。本像は中央に、大きな冠をかぶり鬚をたくわえ、右手に塵尾をもつ坐像、その左右に二人の侍者があらわされています。また衣のひだなどを細かな平行刻線で表現するのが、本像のもうひとつの大きな特徴といえます。