砂岩 太子半跏思惟龕
(さがん たいしはんかしいがん )
北魏時代
山口コレクション
H33.7


如来の半跏像を中央に、前足を曲げひざまずく馬と侍者、合掌する二人の比丘(僧)があらわされています。この如来半跏像は出家するシッダルタ太子(釈迦太子)であり、愛馬カンタカが別れを惜しんで太子の足を舐める、仏伝(釈迦の伝記)の一場面を表現しています。仏伝「カンタカとの別れ」において、釈迦は菩薩のすがたで表現されるのが通例ですが、本像は既に悟りをひらいた如来のすがたであらわされている点に、大きな特徴があります。