天保九如図
(てんぽうきゅうじょず )
高其佩(1660〜1734)
清時代・康煕47年(1708)
阿部コレクション
219.5×47.0 絹本墨画淡彩
天保九如とは、『詩経』におさめられる「天保」なかで、山の如し、川の如し、日の升(のぼ)るが如しなどと、天子の位を9つの「如」でたとえたもののことです。天子の長寿福禄をたたえるものであることから画題としても好まれ、多くの画家が作品をのこしています。この作品は、九如の内容を1幅のなかに描きあわせたもので、指頭画独特の荒々しい墨のタッチと淡く繊細な彩色とが絶妙な均衡をみせています。高其佩(こうきはい)49歳の作です。