[重文]
銅 湯瓶
(どう とうびょう )
鎌倉時代
田万コレクション
H25.9
この湯瓶は、仏教の儀式に用いられた仏具のひとつで、仏に献じる香水や献茶のための湯、また僧侶が手を清める浄水などを入れたものです。この作品のように注ぎ口が長くすらりとのび、大きな把手とふたが付いた形式のものを、信貴山の朝護孫子寺に伝来する同形式のものに名をかりて信貴形と通称しています。宋時代や高麗時代にも同形式の水注があり、本来やかんのような日常器具であったものが日本に伝わり、日本では大陸渡来の形体として貴重視され仏具として使用されたものです。